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ムーブの基本
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ムーブの黄金法則

2017/08/25 UpData

盆休みとか連休が続くと社会復帰に時間がかかってしまう!という魂の叫びが聞かれる連休明けです。そんなときこそ身体を動かしておけば心身ともにリフレッシュされてスムーズな社会復帰間違いなし!是非クライミングしてくださいね。と長らくクライミングから遠ざかっているボクです。

とか言ってる間に、とうとう初級テクニック編に突入しましたので本格的にムーブに焦点を当てた解説を初めていきます。例によってわからない用語については用語集を参照してくださいね。

 

そもそもーブとは!と仰々しく述べるほど明確な定義もないかと思うのですが、ムーブとはクライミングにおける身体コントロールテクニック全般を指しているということにします。実際かなり広い範囲で使用されており、テクニックそのものをムーブと言ったり、手足の動かす順序をムーブと言たりすることもあります。本稿ではテクニックと呼ばれるレベルの動きを解説していきますので、まあ多少はテクニックといえる動きのことを言ってるなぐらでお願いします。

 

クライミングテクニックとして様々なムーブが存在するのですが、今回はムーブの黄金法則をお伝えしますので、これだけでも覚えてください。では、早速、ムーブの黄金法則とは!

 

「右手を動かすときは右足加重、左手を動かすときは左足加重」

 

もちろんこの法則通りにいつも動かせるわけではありません。ただ、この法則が見かけ上崩れるときでも、他の動きで補完することによって、この法則が実現しようとするバランスが実質的に保たれればいいのです。そう考えれば、ムーブの大半はこの黄金法則から論理必然的に導き出すことができます。

 

まずは、黄金法則に沿った基本です。右足にしっかり加重をかけてから右手を動かすようにしてください。逆もまたしかりです。加重のかけ方は色々ありますが、一次的には重心移動、つまり、腰を移動させることで加重をかけます。例として、右手を動かす場合の動作シーケンスは、足位置を決める→重心を右に移動→右足加重を確認→右手を離すとなります。

よく右手を出すとき必ず右足を高く上げる人がいますが、効果的でないことが多いです。もちろん届く範囲では足を上げなければならないのですが、右足を高く上げてしまうと、左足加重になりやすく右足加重にするのが難しくなります。むしろ、左足が高く上がっているほうが右足加重になりやすいので簡単です。いずれにしても加重のコントロールが重要であって足の左右の高さは二の次だということです。

 

今回はこれだけ覚えてもらえればもう終わりなので、説明くさいのが苦手だったらここから先は読む必要がありません。詳細について知りたい方だけどうぞ。

最も古典的なムーブの考え方はいかに身体が開く(barn door effect)のをいかに抑制するかということから始まっています。身体すなわち重心が壁に張り付いていれば、荷重を足に負担させることができるだけでなく、ホールドの保持を最高の状態することが容易です。安定を求めるなら以前説明した三点支持が理想的ですが、そう都合よくいかず実際には二点支持が頻繁に要求されてしまいます。二点支持で身体をバランスよく壁に貼り付けるためには対角で止めておくことのが理想的なのです。つまり、最低限右手と左足、又は、左手と右足が壁に止まっていれば、あとは体幹の安定化で身体を壁に張り付かせることができます。例えば、右手右足だけで止まっている場合だと左半身が無防備となり右手右足を通る軸を中心に身体が開いていきます(まるで納屋の扉が開くように)。もちろん右手右足や左手左足で止めるしかないことも多々ありますが、このとき崩れそうなバランスを補完するテクニックを使用するということになります。

 

ということでムーブの黄金法則をまずは身体に覚え込ませてください!脊髄反射で動くくらいまでです。全てはそこから始まります。もちろん入門テクニックで説明したことも忘れないでくださいね。

 

次回から具体的なムーブについて解説します。まずは基本中の基本、クライミング界の左ジャブw「正対ムーブ」です。お楽しみに!

 

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はじめに
01 ムーブ解体新書について